タイではタバコの火を消さない

タイランド

最近タイのタバコの値上げが報道されている。
しかし現時点ではまだ販売価格に反映されていないようだ。恐らく在庫分については旧価格のままなのであろうか。タバコも割と高い部類に属すると感じる。高めのものだとマルボロのメンソールが一箱165バーツであるから、日本の感覚でいくと1000円くらいになると思う。日本では見られないが、タイではタバコのばら売りも珍しくない。

タバコをお吸いになられる方ならよくご存知であろうが、タイの街中で見かける灰皿は少し変わっていて、消火用の砂が敷かれていることが多い。水ではなく砂である。


これがあるとタバコを砂に突っ込むだけで消化されるので、タバコをこすりつけて火を消す手間が省けるため結構ありがたい。
そんな便利な砂であるが、当然ながら全ての灰皿に敷かれているわけではない。
それが関係しているのかどうかはわからないが、タイではタバコの火をきちんと消さない人がかなり多い。
私の勤めている工場の喫煙所の灰皿からモクモクと煙が上がっていたりする。

そんな光景を目にしながらふと思い当ったことが、タイの工場では火災が頻繁に起こっていることである。
月に1度くらいはニュースで目にするような気がする。
私の勤めていた工業団地でも火災が発生し、それが結構近い距離だったため、当時はかなり大騒ぎして焦った記憶がある。
実はこの火災の原因にタバコの不始末が関係しているのではないだろうか。
しかし喫煙所であればそれなりの対策が取られているだろうから、恐らく喫煙所以外のところで、特に薬品系や燃えやすい材料を扱っているような場所で隠れて吸っているのではないかと推測される。
しかもタイ人に限らずカンボジアやラオスといった周辺国からの出稼ぎ労働者も多く雇用されていることが多く、彼らの教育水準や民度から察するに、ありえない話ではないだろう。

工場火災は設備から建屋まで全てを消失してしまう可能性があり、下手すれば周囲の工場まで巻き込んで会社の存続の危機にさらされる危険がある。
特にタイで会社を運営される場合は、この日本とはだいぶ異なる気質、感覚をしっかり把握、認識して対処しておくことが重要であろう。