仕事に重要なこと~出会い系サイトのサクラ体験談

日常のこと
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いままで色々とアルバイトを経験してきたのだが、長続きするものとしないものがあった。
当然好き嫌いは人それぞれあるとしても、やはり仕事においては、やりがいがあるかどうかということが重要な要素なのだと思う。

スーパーマーケットでの仕事はかなり長続きした。直接お客さんと接する仕事なので、感謝されることも多いのでやりがいが感じられる。(その分、クレームもあるわけだが)
逆に続かなかったのは、建設現場の搬入とコンビニ弁当工場の仕事だ。
建設現場の搬入は常に怒鳴られながら指示され精神的にきついし、何より体がきつい。
コンビニ弁当の工場では、ただひたすらサンドウィッチのパッケージにシールを張り付けていくだけの作業を何時間も行うだけで、とにかく時間が経つのが遅く苦痛以外の何物でもなかった。

そんななかで、大学生のころに出会い系サイトのサクラのバイトをしたことがあるのでご紹介しよう。
これも長続きしなかった。というか2日で辞めた。
仕事自体はこれ以上ないというぐらい楽だし条件もいいのであるが、いかんせんやっていることが詐欺みたいなもので虚しくなってくるのである。

そもそもサクラというのは、一般女性を演じて男性とメールのやり取りをすることでポイントを消費させるためにサイトが雇っている人のことである。
求人募集紙や派遣会社でも「データ入力」という名目で普通に募集されていた。

私がやっていたのはオフィスに出社系で、仕事場はテナントビルの1フロアで中にはパソコンが何十台と並んでいて音楽が流れていた。
ちなみに飲食は自由がだ禁煙であった。
働いている人は主に20代の学生やフリーターと思われ、男女ともに同じくらいの比率でいた。
給料は時給制で1000円スタートと、コンビニのバイトが時給800円程度の時代であるからかなりの高待遇であり、シフトもかなり自由に入れられたようだ。
提携しているサイトはいくつもあり、どのサイトもいかにも怪しげな感じであった。
サクラ一人あたりで何人ものキャラ登録というものを行って、掲示板に投稿と男性とのメールやり取りを複数のキャラを操り同時進行でこなしていくのである。
サクラ側は男性側のポイントを消費させることが目的なので、いかにメールのやりとりを長引かせるかがカギであった。
当時はガラケーで、いまのように写真を当たり前のように扱うような環境でもなく、当然LINEのようなツールもない時代であるから、男性側はサイト内でポイント消費してやりとりするしかなかったのである。

今では出会いの場は婚活アプリなるものが主流となっているが、老舗の有料出会い系サイトも健在のようである。
このようなサイトにもサクラがいるのかどうかは不明だが、風俗関係の方の稼ぎの場になっていることは多いようである。
なかにはぼったくりバーへの誘導などの悪質な者もいるようなので注意したい。