タイの仕事術~価値観、文化の違い

タイランド
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新型コロナウイルスパンデミックの影響により、感染対策が日常となっているなかで、マスクを着用することが当たり前になってしまった。あまりにも日常すぎて、マスクで口を覆ったまま飲食しそうになって焦ることもある。
日本は陽性者数が2ケタとなって、もはやウイルスの存在自体本当かどうか疑わしいレベルにまで落ちているのだが、依然として他国に比べマスク着用率が高いようである。
タイでは未だ一日4~5千人の陽性判定者がでているようであるが、マスクの着用率や他のマナーなどは日本並みに優秀なように見える。仏教ということや他国の侵略を免れてきた歴史的な背景もあってか、そういう感性は日本人に近いものがあるようである。
それはいいのであるが、やはり大きく異なっている部分もある。良い例としてマスクはするのにヘルメットはつけないでバイクに乗ってる人の多いこと。7割くらいはノンヘルである。

これは南国気質というところと後進国であることが大きいように思う。
タイの交通事故は世界一多いとも言われていて、年間2万人の死者数を出している。コロナウイルスよりもノンヘル運転のほうが遥かに危険なわけであるが、そんなことはマイペンライらしい。
警察の取り締まりが緩いこともあるかもしれないが、日本ではちょっと理解しがたい感覚である。
日本人がタイで(海外のあるゆる国で)仕事をしていくうえでは、やはりこういった価値観というか感性といったものを、理解はできないにしても受け入れたうえで、どう活かしていくかを模索するしかない。