パチスロ立ち回り術~店選び

日常のこと
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日本人の最も身近なギャンブルとしてパチンコパチスロがある。今回はその正攻法ともいえる立ち回り方についてご紹介しよう。

パチスロの歴史

パチスロとはパチンコ型スロットマシーンの略で、正式には回胴式遊戯機といいます。現在のパチスロの基本となったパチスロ1号機が登場したのが1985年。
それまでのパチスロは一回の大当たりで1万2~3千円分の景品が獲得できるものの当たりづらく、一部のホールにしか設置されていませんでした。
パチンコの出玉規制を機にパチスロも出玉を以前の半分の6千円前後とした機種が登場し、以後さまざまな規制によりそのゲーム性を変えていき、現在の6号機に至っています。

前史
1964年、日本初のスロットマシン型の遊技機がホールに設置された。
この遊技機は東京オリンピックにちなんで「オリンピア」と名付けられる。
1ゲームに投入できるメダルは1枚、有効ラインは1ラインであり、ボーナスゲームは存在しない。


0号機
1977年に登場。アメパチ(アメリカンパチンコ)と呼ばれた。
1ゲームに投入できるメダルが3枚となり、有効ラインは5ラインとなった。ボーナスゲームが搭載された。


1.5号機
1号機の機械内部的なバグからあらゆる攻略法が生まれたため、この対策のためにROMの交換が行われたもの。


2号機
1988年に登場。完全確率方式となり、吸い込み方式等は廃止された。シングルボーナスとシングルの集中、2号機だけの特性であるフルーツの集中が認められた。集中役とは、シングルボーナスや子役が高確率に揃うようになることでATのようなもの。
50枚の貯留とベッドボタンができた。1ゲーム4秒のウエイト時間が追加された。


3号機
1990年に登場。フルーツの集中役を禁止し、シングルの集中役のパンク確率を上げている。2号機の過激な部分を禁止したことで裏モノが横行し始める。


4号機
1992年に登場。ビッグボーナスの期待値方式化、フラグ成立告知、リプレイ役の誕生、CT(チャレンジタイム)AT(アシストタイム)、ボーナスのストック機能など、さまざまなゲーム性がうまれパチスロ全盛期を築いたが、過度な出玉性能を追求したあまり、2002年の規制強化につながった。

6号機
2018年登場。出玉に関する特筆すべき変更点は「ATの復活」「天井の復活」「AT・ART抽選の設定差が復活」の3点。また、ノーマル機におけるボーナスゲームの最高払い出し枚数も5号機の最大480枚から最大300枚に規制強化されており、獲得枚数は1枚掛けの場合、280枚が最高となる。
上限枚数の制限も厳しくなっており、やはり過度な出玉は期待できない。

パチスロのゲーム性

パチスロには主に左中右の3つのリールがあり各リールに21個の絵柄が配置されています。正面の窓には9個の絵柄が表示され、この絵柄の揃い方で役が決定します。
ストップボタンを押す順番は、左、中、右の順番で押す「順押し」と左、右、中と押す「はさみ打ち」が基本です。機種のゲーム性によっては、押し順を指定してくるものがあったりしますが、基本的には左リールを最初にとめます。
メダルは1~3枚まで掛けられますが基本は3枚がけでプレイします。メダルは50枚まで台内部に貯留でき、クレジット部分に表示されます。メダルをかけてスタートレバーを叩くと、リールが回転するのでストップボタンを押してリールをとめます。
ボーナスや子役をそろえることでメダルを増やしていくことができます。

どうすればボーナスが揃うのか

パチスロはレバーを叩いた瞬間に内部のコンピュータで、大当たりや子役の抽選を行っています。
(通称フラグ抽選といいます)
この当たりはずれの抽選結果にしたがって、停止する絵柄をコンピュータ制御して停止する絵柄を決定しています。
※ストップボタンを押した瞬間にリールが停止するわけではありません
つまり内部抽選で当たりの判定がでない限り、無理やり絵柄を揃えたところでメダルは出てこないのです。
ボーナスの内部抽選に当選した場合、液晶で告知されたり、リーチ目と呼ばれる特定のリール出目が出現します。
この状態でボーナス絵柄の付近でリールを止める(これを目押しといいます)ば、勝手に絵柄が揃い見事大当たりです。

ボーナスの抽選確率

ボーナスの当選確率は主に6段階あり、これを設定といいます。
設定1が最も確率が低く、設定6が最も高い確率でボーナスの抽選が行われています。
ビッグボーナスは300分の1くらいの確率の台が多いです。

BIGボーナスとREGボーナス

ビッグボーナスとはパチスロのメインの役で、主に777が揃う役です。数百枚規模のメダル払い出しがあります。
REGボーナスは主にBAR絵柄が揃う役で、約100枚程度の払い出しがあります。
4号機では打ち手の技術によって獲得枚数に大きな差がありましたが、5号機では1回のボーナスで獲得できる枚数が決められています。

AT(アシストタイム)について

ATとは子役を通常時より多くそろえることができるようになる機能のことです。
リールを止める順序や、狙う絵柄を指示することで子役を多く獲得できます。

パチスロの立ち回り~どうすれば勝てるのか

まず、パチスロで勝ち続けるというのは不可能です。
なぜなら、パチスロ店は商売をしているので、利益をとる必要があるからです。
つまり必ず客側が負けるように仕組みができているということなのです。
でも、世の中には勝ってる人もいるだろ、と思われたあなた、確かにそのような人もいるようです。
ではどうすれば勝てるのか、その方法は高設定の台を長時間打ち続けること、これしかありません。
いかにして高設定台を打つ確率を高められるかが重要となるのです。
その方法を紹介していきましょう。

店選び

あなたはどこでパチスロを打ちますか?自宅の近所、最寄り駅周辺、職場の近く、もしかしたら近所に1軒しかないホールに通っているひともいるかもしれません。それではあなたが通っているホールはどうやって選んでいるのでしょうか?近いから、換金率がいいから、何度か勝ったことがあるから、好きな機種が設置されているら、漫画やマッサージシートがあるから等いろいろあるでしょう。しかしパチスロで勝つためには、勝つための店選びをしなければなりません。
店選びのポイントして、立地条件、換金率、設置台数と規模、があります。
一度あなたが知っている、もしくは行ける範囲のホールをすべて見に行ってください。
そして今から紹介するチェックポイントに従ってまとめてみましょう。

立地条件

駅前型ホールと郊外型ホール、地域で分けるとこの2つに大きく分けられます。この2つのホールの違いをもっと細かくみていきましょう。

駅前型ホール

駅前型のホールは古くから営業している店が多く、スペース的にも小規模の店舗が多いようです。
また狭いスペースを有効利用しようとして、2階や地下にもフロアを広げているホールも少なくありません。ただし設置台数を増やすということは打ち手のスペースは狭くなります。
しかし最近の駅前型ホールは大型化し、ゆったりとしたスペースで楽しめるようになりました。
このことをよく考えてください。土地の高い駅前で広いスペースを確保した場合、その費用を負担するのは客です。一概には言えませんが客が不利になるケースが多いでしょう。
駅前型の都市部のホールの客層は周辺住民と浮動的サラリーマンが中心です。
その立地が都市部になればなるほど浮動的な客が増えます。周辺の会社に勤めるサラリーマンや学生が中心です。彼らは情報に敏感です。新装店の情報や出玉の良し悪しについてなど、日々刻々とかわる状況を知っています。また、駅前型ホールは競合店が並ぶことから、1つのホールに限らず、数店のホールの中から、その日その日で状態の良いホール、自分の都合の良いホールを選ぶことが多いようです。

郊外型ホール

一方、郊外型ホールの特徴としては、新しい大規模店舗、派手な外装、広い駐車スペース等が挙げられます。この特徴からみて、車での来店客をターゲットにしていることがわかります。
つまり、駅前型のホールより広い範囲から客を集めているのです。わざわざ車に乗って来店する客は清潔で余裕あるスペース楽しみたいはずです。つまり、店に来てくれた客の期待にこたえる規模になっています。
郊外型ホールの客層は車で移動する人たちが中心です。移動にある程度時間がかかるため行くホールは厳しくチェックしています。ただし、1度行ったホールの常連にはなりやすい状況があります。車を運転するあらゆる年齢層がターゲットとなっています。
どちらのタイプが有利かとは一概にいえませんが、大切なことはできるだけ多くの店を見るということです。2つのタイプの特徴が見えてくるのはもちろん、良いホールが見えてくるはずです。

換金率

勝負のポイントの重要なものとして換金率があります。換金率もホールによって違いがあります。パチスロのコインは1枚20円で借りています。これを借りた金額そのままで換金してくれる場合、等価交換もしくは5枚交換と呼びます。
これは、100円換金するのに必要な枚数です。通常パチスロの換金率は、5枚~8枚交換が普通です。この換金率がいかに勝負の差を生むものかを考えてみましょう。
仮に1000枚のコインを換金した場合、等価交換では20000円、7枚交換では14000円になりその差は6000円になります。この差はコインの量が増えるほど大きくなります。
しかし等価交換のホールは出玉が渋い、設定が低いといわれます。確かに等価交換と7枚交換の店では設定に差がでるはずです。
単に換金率の高い低いが問題ではなく、その換金率に見合った出玉なのかを見極めることが大切です。

客質

ホールを見ていると、そのホールの客質が見えてきます。パチスロはいまや学生、サラリーマン、主婦など幅広いファンを持ちます。1つもホールにおいても時間帯によって客質の変化がみられます。


開店~昼ごろ、学生、周辺住人、常連
昼ごろ~夕方、学生、周辺住人、常連、主婦
夕方~閉店、学生、サラリーマン


これは平日の客質の流れです。これらのタイプを個別に見てみましょう。

学生

時間的余裕があり開店から閉店までうつことができます。情報収集に力を注ぎかつ移動も比較的自由にこなすので行動範囲は広い。パチスロの技術も高い。

周辺住人

ホールの近所に住むことから、都合のよい時間にホールに行っている。ホール内の情報には詳しいがその他の情報には疎い。近くの競合店には行くが、他地域まで足を運ぶことは少ない。

サラリーマン

平日は夕方からの短時間勝負、休日は1日勝負の人が多いが、繁華街のホールでは昼間でも空き時間を利用して打っている人もいる。情報は豊で、技術レベルは様々。

常連、プロ

平日の夕方まで打つ人が多い。情報は早く豊富である。

あなたが行くホールにはどのタイプの客が多いでしょうか?そのホールの中心的客層がつかめるとホールの営業傾向がみえてきます。学生が中心ならば、新しい機種、話題の機種を設置しその設定も波の激しいものにするでしょう。逆に周辺住人や主婦が中心ならば、台の設定は比較的穏やかなものにするでしょう。この客層は毎日確実にお金を落としてくれる人たちなので、なるべく遊べる台を提供しようとします。サラリーマンが中心なら、短時間で遊べる設定にし、夕方からの高設定台発表などのサービスを行っていたりします。
このようにそのホールのメインターゲットがわかれば、営業方針がみえてきます。
それを読み取って、勝てる台を勝てる時間帯に打つことが重要となります。

競合店

ホールは利益をあげるため営業しています。ホールを1つの商店として考えてみると客はどんな商店に行くでしょうか。

  • 近い場所にある
  • 行くのが便利
  • ほしいものがある
  • 値段が安い
  • きれいな店
  • サービスの良い店


こんな点が考えられます。これをホールに置き換えると以下のようになります。

  • 近い場所にある
  • 行くのに便利、駐車場がある
  • 打ちたい機種がある
  • 出玉換金率がいい
  • きれいな店
  • さまざまなサービスがある


こういう要素で客がホールを選ぶとしたら、ホール側はこの点を充実させればいいわけです。
しかしそれは理想であって、何かを優先させて充実させ、客にアピールしています。
何を優先させるかがそのホールの個性をつくることになるのです。
さて、同一地域のホールでは、同じ客を取り合うことになります。当然自分の店は他店よりここがいい、というポイントを作ろうとするでしょう。
出玉に力をいれている、というのは当然ですが、ホールも利益をあげることが目的なので出玉以外で客をつかまなければホールは成り立たないのです。
競合店の客を奪おうとしているホールと、現状の客数で満足しているホールとでは出玉以外に、上記の要素にも差が出てくるはずです。
どんな商売にも競争があります。この競争を利用して、少しでも有利な状況で勝負することができるのです。

プロが行く店

プロと呼ばれる人たちはどんなホールに行くのでしょうか。プロの店選びは勝つ打ち方に直結したものなので、参考になるはずです。


技術介入ができる機種がある
自分の技術によって出玉を増やすことができます。
換金率の高い店
パチスロで稼ぐには、高設定台を換金率の高い店で打つことが肝心です。
ホールサービス、イベントが充実している
高設定イベントなどを活用すれば勝てる要素が高まります。
ライバルのいない店
他のプロがいなくて条件の良い台があるホールでは、立ち回りが楽になります。
プロは常に複数のホールの状況をチェックし、より有利な状況で勝負できるように立ち回っているのです。

店の立場で考える

あなたがホールの経営者になったとおもってください。
あなたはどんなホールをつくりますか?普通のひとなら自分が儲かるホールをつくると考えるでしょう。しかし経営者の儲かるホールに客は来るでしょうか?当然こないでしょう。客の来ないホールは儲かりません。そこで「客がきて経営者が儲かるホール」をつくれば良いということになるのです。一見矛盾しているような話ですが、実際のホールはこういうものなのです。わかりやすくいえば「ホールは客に出している印象を残して負けさせる。」こういうことなのです。
ホールは客にパチスロで勝たせてお金を配るところではなく、ビジネスとして娯楽を提供しているのです。ホールは客にお金を払ってもらうことで成り立っているのです。
ではこういう状況で勝てないのかといえば、そうではありません。どんなホールでも出さなければ客が来ないからです。ホールは計画に見合った出玉をだすつもりでいます。

今までご紹介したポイントをもとにして、ホールが勝たせようとしてくれるタイミングを見つけてみましょう。