ソンクラーンを考察してみた

タイランド
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タイのお祭りといえば水かけ祭りが有名だろう。
最近ユネスコ無形文化遺産にまでなったらいし。
世界の果てまで行くとかいうテレビ番組で芸人が参加してたので知った人も多いと思う。
この祭り、実際に見てみると兎に角これでもかというほど水をばらまくのである。
これだけの水を無駄遣いするということはタイはそれほど水資源が豊富な土地であったのだろうか?
確かに肥沃な土地で食料は豊富であったらいしが、水もしかりなのか?いや、洪水がよくあるのに?
という疑問が浮かんできたので調べてみることにした。

ソンクラーンの由来


「ソンクラーンの語源であるサンスクリット語の’saṃkrānti’ は「移動・経路」を意味する言葉であり、天文学的には太陽が白羊宮(おひつじ座)に入ることを意味する。
元々は純粋に新年のお祝いであり、家族が一堂に集って共同で仏像のお清めを行ったり、年輩の家族のお清めを行ったりする期間であった。また、家の大掃除も行われることがある。 」
ということである。
つまり今現在のような水のかけあい粉の塗り合いしてバカ騒ぎするような行事ではなかった,

ということだ。
むしろ神聖な水を無駄遣いするというようなことはあるはずもない。

現在のソンクラーン


「近年では、ソンクラーンが一年で最も暑い時期に行われることなどから、特に若年層を中心に、単なる水掛け祭りに変質している。この祭りにおいては見ず知らずの相手にさえ水を掛け合う。この場合、水を掛けるところは手のみに限定されず、水をかける行為自体「敬意を払う」ため無礼講状態となる(ただし、僧侶には水をかけない)。水の掛け合いには水鉄砲を用いる。他にも、家の前に水の入ったドラム缶を置くあるいは家の前までホースを延長させ、道行く人に水をかけたり、ピックアップトラックの積み荷部分に水の入ったドラム缶を載せ、町中の人に水をかけ回って例もある。また、水を積んだ対向車同士での派手な掛けあいもよく見られる」


これが今の現状だ。
これがタイ国内全土で行われているのだから驚きだ。しかも地域によって微妙に日にちをずらして行うので色々な地域に参戦できるようにしてある徹底ぶりである。

2024年も派手に行われたようである。
興味ある方は参戦されてみるのもいいが、とにかくずぶ濡れになるので計画的に参加しないと大変なことになる。
着替えと所持品の水没と風邪には注意されたい。